企画展

ねんどやきもの劇場2024

期間|8月17日(土)〜9月29日(日)

場所|展示室1・2

休園日はこちら

5人の作家

井上魁、井上菜々子、大原未有、太幡心、村越敬太

「ねんどやきもの劇場 2024」は次世代を担う作家の作品と子どもたちの豊かな表現を同時に楽しむ展覧会です。注意深く見ると会場に展示された作品と子どもの表現が根っこの方で繋がっていることが見えてきます。一番大きな部屋では6トンもの瓦ねんどを使い、子どもたちと作家が一丸となって格闘するワークショップが繰り返されます。たくさんの情報が飛び交う時代にモノと遊び、モノに触れる感動を呼び覚ましながら、アーティスト、子ども、そして見にきた人それぞれが、新たな物語をつむぐ機会を創出します。

企画展ワークショップ|WORKSHOP

6トンの粘土と格闘!

見た事のない程の沢山の粘土(子供200人より重い!)を自由に使って遊べるワークショップです。カラダ全部使って粘土遊びしましょう!

日程:8月10日(土)、17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)
時間:①10:30〜12:00 ②13:30〜15:00
※①②両枠参加も可能
場所:子ども美術館 展示室1
講師:複数作家(開催日によって異なります。)
定員:各回20人
費用:無料
対象:幼児以上中学生以下※小学3年生以下は保護者同伴
申込:7月13日(土)午前9時から先着受付
   お申し込みは、お電話047-457-6661
   お掛けください。
※定員に達したため、受付を終了いたしました。
お申し込みの際、次のことをお伺いさせていただきます。
1)参加する方のお名前、ご年齢
2)電話番号(※当日の連絡に使用することがあります。)
3)お付き添いの人数
4)その他

対話 - モノとコトのこれからを物語る

日程:8月31日(土)
時間:13:00〜15:00
場所:子ども美術館 談話室
ゲスト:秋元雄史(1955年東京生まれ。美術評論家、東京藝術大学名誉教授)、髙木紀久子(認知科学研究者、東京大学大学院総合文化研究科 特任助教)
配信:nendo yakimono(YouTube)

PROFILE

  •  

    井上魁(いのうえかい)
    2000年生まれ
    急速に変化する「今」という時代のあかしとして、グラフィティやダンスなどのストリートカルチャーがもつエネルギーや衝動を造形として表現している。

  • 2024

    個展「リアルシティイズム」ギャラリー数寄 愛知


  •  

    井上菜々子(いのうえななこ)
    1998年生まれ
    “ティータイム” を題材に、メルヘンチックな体験型のジオラマの世界を展開。目で楽しむだけでなく、実際に触れることで鑑賞者が物語に入り込むことを促す。

  • 2022

    第36回四日市萬古陶磁器コンペ2022 グランプリ・U40特別賞


  •  

    大原未有(おおはらみゆ)
    1999年生まれ
    素材と戯れることで生まれるかたちと言葉は、どこかで見たり聴いたことがあるような何かを感じさせ、鑑賞者それぞれの記憶を呼び覚ます。

  • 2024

    多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻 修了


  •  

    太幡心(たばたしん)
    2000年生まれ
    生き物やキャラクターなどのイメージとじっくりと向き合いながら不可思議な作品を生み出す。観るものを既視感を超えた幻覚のごとき世界へと誘う。

  • 2024

    多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻 修了


  •  

    村越敬太(むらこしけいた)
    1999年生まれ
    歴史やファンタジーを、自らがモノを作る動機と重ね合わせる。人々の営みに思いを馳せながら生み出される作品は、記念碑的存在感を備える。

  • 2024

    多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻 修了

  •  

    小笠原森(おがさわらしん)/プロデューサー
    1978年生まれ
    行為そのものをきっかけに反応を重ね、刻一刻と変化する対象を注視することにより、予定調和を超えた作品と空間を創出する。

  • 2022

    個展 小笠原森展〈きっかけを重ねる〉東京ガーデンテラス紀尾井町、紀尾井町/東京
    GO FOR KOUGEI 2022「つくる–土地、くらし、祈りが織りなすもの−」勝興寺、高岡/富山

  • 2007

    第43回 神奈川県美術展 大賞受賞作家展 神奈川県民ホール、横浜/神奈川


  •  

    塩谷良太(しおやりょうた)/プロデューサー
    1978年生まれ
    やきものにまつわるさまざまな「仕組み」を起点に、見るものの内に記憶や感情を喚起する表現を行う。

  • 2007

    「工芸館開館30周年記念展 工芸の力ー21世紀 の展望」東京国立近代美術館 工芸館、東京 他

  • 2020

    「6つの個展 2020」茨城県近代美術館、水戸/茨城

  • 2022

    個展「はじめて見るかのようにはじめて見ている」EARTH + GALLERY、木場/東京


  •  

    中村錦平(なかむらきんぺい)/発案
    1935年生まれ
    多摩美術大学名誉教授 国際的評価を得る現代陶芸家。

  • 1993

    モノ的世界からコト的世界へのパラダイムシフトを捉えた革新的な個展「東京焼・メタセラミックスで現在をさぐる」石川県立美術館(など3館巡回)で芸術選奨文部大臣賞受賞。

  • 1998

    多摩美術大学工芸学科新設、初代学科長。表現活動と並行して実践した多摩美術大学での陶教育により、多くの後進を輩出。

  • 2006

    退職記念展として「中村錦平プロデュースクレイコネクションbyフリーター」を企画。卒業生の諸作品と自作で競演。スパイラルガーデン。

  • 2008

    「ねんどやきもの劇場」ふなばしアンデルセン公園子ども美術館

  • 2011

    金沢21世紀美術館市民ギャラリー、を開催し若手作家支援と子どもの創造性の育成を通して文化戦略のヴィジョンを示す。

  • 2021

    講義録「陶芸の存在を考える 君は超絶技巧派か」

  •  

  •  

    インタビュー形式の対話を通して、話しながら考える人の姿を映像として記録する中村土光によるプロジェクト。今回の展覧会に先立ち、子どもたちのねんど遊びの様子を撮影し、その創造性あふれる言葉を捉えた映像作品を会場に展示する。イメージの探求、見立て、時に物語に飛躍していく子どもたちの言葉は、アーティストの発想や表現の世界とも関連し、モノとコト、非言語と言語、そして子どもと大人といった本展が取り上げる二つの項を繋ぐ。