丸山純子・高橋啓祐(まるやまじゅんこ・たかはしけいすけ)
丸山純子「人々が暮らす社会を花畑にたとえた風景です。人が生まれてから死ぬまで、ずっと続く関係や境界の問題を考えながら、Trans(超える)をキーワードに空間を作っています。人間の自然について考えたり、感じたりする機会になったらいいなと思います。」
高橋啓祐「いつか描かれた緩やかな境界線と、やがてそれを洗い流す波と、過去から未来へとつながっていく時間を描きます。 それはいま目の前のことかもしれないし、過去にあったことかもしれないし、これから起こることかもしれません。現れては消える私たちの記憶と、そこに立ち上がる新しい風景をそれぞれが感じ、楽しんでいただければと思います。」
風のお面をつくろう!
日程|1月18日(土)
風って見えないけど、形にしたらどんな“カタチ”かな?廃材を使って、切って貼って、手を動かしながら考える。間違えはないから、思うがままに。風になった気分でつくってみよう。みんながつくったお面は、展示室1の風となり作品の仲間入り。
時間:①10:30〜12:30 ②13:30〜15:30
場所:子ども美術館 談話室
講師:丸山純子
定員:各10人
費用:300円
対象:小学生以上
※小学3年生以下は保護者同伴
申込:12月1日(日)から受付開始
お申し込みはお電話で047-457-6661へ、お掛けください。
アートタウンをつくろう!
日程|1月19日(日)
展示室2の映像プロジェクション空間に、発泡スチロール板や芯材、いろいろな形の食品トレーなどを使って、みんなで考えたアートタウンを出現させます。映像作品の一部となった街。どんな映像になるかワクワクするね。
時間:①10:30〜12:30 ②13:30〜15:30
場所:子ども美術館 談話室
講師:高橋啓祐
定員:各15人
費用:300円
対象:小学生以上
※小学3年生以下は保護者同伴
申込:12月1日(日)から受付開始
お申し込みはお電話で047-457-6661へ、お掛けください。
PROFILE
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丸山純子
1976年山梨県生まれ。立命館大学国際関係学部卒業、ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ美術学科卒業。
独特な自然科学の視点から、日常生活の廃材を用いてプリコラージュ、インスタレーションによって新たな風景を表現。循環する大きな流れの中で個人と社会、自然と人工、可視不可視、といった境界を行き来し、人間の自然についての表現を考察。国内外のアートプロジェクト、展覧会に多数参加。主な展覧会は、 2019年「Bunkamura Gallery Selection」(Bunkamura Gallery・東京)、2018年「再生展」(F1963・釜山)、2017年「BankART Life V-観光」(BankART Studio NYK)、2016年「5rooms」(神奈川県民ホールギャラリー)、2014年「漂泊界」(入善町下山芸術の森発電所美術館) 他 -
高橋啓祐|映像作家
1972年東京都生まれ。
美術館に限らず多様な空間で作品を発表。映像インスタレーションとともにパフォーマンスも展開し、身体と映像の関係性を追求。国内外での個展、2017年「ジャカルタ・ビエンナーレ」、2016年「瀬戸内芸術祭」など国際展への参加など、東京、横浜を拠点に制作、発表をおこなっている。一方でパフォーミングアーツカンパニー「Nibroll」では1997年の設立時より映像ディレクターを務め、2015年「越後妻有トリエンナーレ」、2014年「上海ビエンナーレ」、2007年「上海e-Arts Festival」などに参加。2005年「第9回文化庁メディア芸術祭」審査委員会推薦優秀作品賞受賞。オーストリア・グラーツアートプロジェクト「BIXメディアコンペティション」優秀賞受賞。
代表作品
高橋啓祐
丸山純子 (写真:©Photo by Shingo Jinno/©installation view of BankART Studio NYK|掲載順)