谷地を渡って

自然に囲まれた子どものための美術館へようこそ

今、皆さんが渡ってきた橋の下は、ワンパク王国がある丘と美術館のある丘に挟まれた谷地(やち)。台地や丘陵地が侵食されてできた谷底の、水はけの悪い低湿地でした。「ワンパク王国」から「メルヘンの丘」にも橋がかかっています。この下も谷地でした。湧水があり、金堀川が流れ、一部は田んぼとして利用されていました。ボートが楽しめる「太陽の池」と、隣接する池は雨水の調節池として造られています。「ワンパク王国」「メルヘンの丘」「子ども美術館」がある3つの小高い丘と、その間に広がっていた谷地。そうです、アンデルセン公園は、元の地形をなるべく壊さないようにして造られているのです。こうして皆が知恵を出し合って自然を残したお陰で、ウサギ、キジ、フクロウ、カワセミ、ヤマカガシなどが今でも棲んでいます。自然がいっぱいの公園の中で、遊びを通して発見し、考え、創る、子どものための美術館。さあ、どんな建物なのか探検開始です!

地図:金堀川はアンデルセン公園を水源として桑納川に注ぎ、遠く印旛沼水系に繋がっています。