やってみよう!Gardening
Vol.3 ハーブとしても知られる花ナスタチウム
 鮮やかな花が特徴的で、春から秋の草花として人気があるこの花は、中南米の山間部が原産。キンレンカとも呼ばれます。和名では、ノウゼンハレン。これはノウゼンカズラに似た花と、蓮に似た葉をもつという意味。黄色とオレンジ色を中心にいくつかの品種があります。特有の香りと辛味を持っているためハーブとして、また、花も食べられるためエデイブルフラワーとしても知られ、葉はサラダやサンドイッチなどに、花はケーキやサラダなどの飾りつけとして利用されます。本来、4月から7月頃にかけて開花しますが、条件を整えれば、秋から冬にかけても花を咲かせます。繁殖カが強く、丈夫である反面、生育できる温度の幅が狭いため、十分に性質を理解した上で育ててみたい草花のひとつです。

鮮やかな花が特徴的。
ハーブとしても利用される。

 ハンギングバスケットに最適
 ナスタチウムは湿気を嫌う性質を持ちます。そのため、花壇では特に風通しの良い場所で育てることが条件となりますが、その一方では、ハンギングバスケットなど、多湿になりにくい環境で育てるには最適の花といえます。購入した苗はバーミキュライト、パーライト、ピートモスなどを適量混ぜた、軽くて水はけの良い土に植えつけます。ハンギングバスケット専用にあらかじめ配合された用土も市販されているため、これを用いても良いでしょう。日当たりの良い場所で、やや乾燥気味に。肥料もそれほど必要としないため、過保護にしすぎないように育てるのがポイントです。また、丈夫なナスタチウムですが、夏の暑さは大の苦手。気温が上がるにつれて、極端に生育が悪くなります。生育に適した気温は15℃〜20℃程度。昼間、25℃を超えたら要注意。7月頃からは日差しが弱い場所に移して育てます。具体的には建物の東側など、午前中のみ日が当たる場所や、風通しが良く、木漏れ日が当たる程度の場所が最適。苦手な夏を上手に乗り切れば、秋から再び花を楽しむことができます。
 ナスタチウムの増殖

 ナスタチウムは比較的増やしやすい草花のひとつで、種子を取って播くか、さし芽によって増殖可能です。種子を取る場合は、開花終了後しばらくすると種子が乾燥、茶変し、表面にしわが入ってきます。このようになったら取り、10月か2月に播種します。種子は直径7〜8ミリ程度で、比較的大きいため、ビニールポットなどに1粒ずつ播きます。播いた種には軽く土をかぶせ、乾燥させないように注意して管理すると、10日〜1ケ月程度で発芽します。寒さには弱いので、霜や寒風が当たらない、なるべく暖かい日向で育てます。なお、2月播きの場合は発芽温度がやや不足するため、室内で発芽させた方が良いでしょう。霜の心配がなくなったら定植し、屋外の日向で育てれば4〜5月には花を楽しむことができます。また、生育旺盛な期間(4〜7月、9〜10月〉であれば、さし芽による増殖も可能。さし芽の方法は、先端から5〜10センチ程度を切り取り、これを挿し穂とします。数時間水揚げした後、バーミキュライトや小粒の赤玉土など、排水の良い土に挿し穂を挿します。日陰で乾燥させないように管理すれば1週間〜10日程度で発根します。また、ナスタチウムの場合、水に挿しておくだけでも発根するので、根が出たのを確認してから移植すれば、より確実に増殖することができます。

ナスタチウムのさし芽

蕾や花は切除する。葉も2〜3枚残して切除する。   排水の良い土に挿し、日陰で管理する。



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