やってみよう!ガーデニング
Vol.4 手間のかからない宿根草、チェリーセージ

 鮮やかな真っ赤な花が印象的で、春から秋まで咲き続けている姿をよく見かけるこの花は、メキシコが原産の宿根草。茎がやや木化するため、正確には小低木といえます。名前のとおり、葉がサクランボに似た甘い香りを持つシソ科の植物で、ハーブとしても知られています。店頭などでチェリーセージの名で売られているものは「サルビア・グレッギー」や「サルビア・ミクロフィラ」など、いくつかの種類の総称として扱われていて、花色も赤、ピンク、白など、数種類があります。花期が特に長いのが特徴で、5月から霜が降りる11月頃まで咲き続けます。放任して育てれば、野性的な形を楽しめ、最近はやりのイングリッシュガーデンにももってこいの植物。レンガや芝生などにもよく合います。また、特別に手入れをしなくても元気に育ち、毎年花を咲かせるため、忙しくて、管理に手が回らない方にも、お勧めの草花です。


手間のかからない宿根層。
ハーブとしても知られる。
 チェリーセージの育て方
 チェリーセージは日光を好むため、管理する上で特に注意することは、日当たりの良い場所で育てること。鉢植えでも栽培可能ですが、室内では光量が不足し、花着きが悪くなるため、できるだけ日当たりの良い、屋外で育てるようにします。また、条件が整った場所に地植えにすれば、株が大きくなり、花着きも良くなるため、日当たりの良い場所への地植えがおすすめ。高さ、幅ともに、1メートルくらいまで育つため、場所には余裕を持って。夏の暑さや乾燥にも比較的強く、地植えの場合、夏場、極端に乾燥した時以外は、水やりも必要ありません。鉢植えの場合は、鉢の大きさや株の大きさにもよりますが、ほぼ毎日水を与えた方が良いでしょう。また、冬の寒さにも比較的強く、霜に当たると地上部が傷みますが大丈夫。関東程度の寒さならば、根は生き残り、翌春になれば再び新芽が出てきます。なお、冬の間は、枯れた枝がやや見苦しくなりますが、株のためにはそのままの状態で株の「霜よけ」として使い、翌春、霜の心配がなくなるのを待って、地上部付近から出てくる新芽を残すようにして、できるだけ低い位置で枯枝を切除すると、株の回復も早く、翌年の形も良くなります。
 チェリーセージの増殖
 サルビアの仲間は比較的さし芽をしやすい植物。特にチェリーセージは、さし芽がしやすく、時期さえ良ければ、極端な話、邪魔な枝を切って、脇に挿しておいただけでも、根付いてしまう程。時期的には適度に雨が降り、気温が安定している5〜7月が最適。方法は、今年伸びた元気のよい新芽を選んで、先端から10〜15センチ程度を切り、これを挿し穂とします。下の葉数枚と、花や蕾を切除し、数時間水揚げした後、バーミキュライトや小粒の赤玉土などに挿し穂を挿します。日陰で乾燥させないように管理すれば、1〜2週間程度で発根します。その後は、発根したからといって、いきなり日当たりのよい場所に地植えにはせず、いったん鉢植えにしてから、少しずつ日当たりの良い場所に慣らしてから、地植えにするようにします。成長も早いため、条件が整えば、さし芽をした年でも十分に開花し、翌年になれば大株に育ちます。

チェリーセージのさし芽

  蕾や花は切除する。
葉も2〜3節残して切除する。
  排水の良い土に挿し
日陰で管理。
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