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●アンデルセン公園きりがみ大賞
「子兎」
吉澤 佳奈 (船橋市・中1) |
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| 子兎の描写は特筆もので、卓越したデッサン力が感じられます。優しく豊かな輪郭線、繊細な髭や足の爪、両目の表情に至るディテール(細部)の表現力は本当に素晴らしい。また、風合いのある日本的な色面の印象は、そのまま京都和菓子の包装紙を連想させます。切り紙の様々な技法やアイデアを駆使した多くの応募作品の中にあって、最後は清楚で簡潔な作風に審査員の心が動き、新鮮な印象を強く残しました。 |
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●アンデルセン公園子ども美術館賞
「カメレオンちょう上をめざせ」
河村 慶弥 (船橋市・小4) |
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| 躊躇なく切り抜いて仕上げた、子どもらしいおおらかさが画面全体から感じられます。足やしっぽの表情、カメレオンの風貌など図鑑に出てくるようなリアルな表現ではないが、感覚的で独創的なフォルムが与えるインパクトは非常に力強く、魅力的です。特に頂上を目指す鋭く切れ長に描かれた眼差しはこの作品のすべてを語っています。また、原色ではない淡い黄色と緑の色紙を使うことによって、この絵がいっそう生きています。 |
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●デンマーク大使賞
「おやすみなさい」
小松 幸子(船橋市・48才) |
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| 画面の隅々まで克明に切り込まれた作品は見応えがあり、圧巻です。一本の幹に茂った葉っぱの中に宿る生命が遊び心を持って表現されています。バランス良く金を散りばめ、着物の柄を連想させる全体のデザインは工芸的でありながら、マンガチックな鳥たちとの取り合わせが何とも可愛く、作者独自の世界を作っています。 |
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●オーデンセ市賞
「赤い靴」
荒井 仁志(松戸市・18才) |
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| 二つ折りにして切り抜いた後、開いてさらに切り込みを追加する技法はアンデルセンも好んで用いています。それによって、シンメトリーではあるがページをめくる動きのある効果が現れ、物語の続きを予感させる期待感を見る者に抱かせます。黒と白の明確な配色、スポット的に配置された赤い靴、木版画を思わせるモダンなデザイン性は、アンデルセン童話をテーマにした作品の中でも群を抜き、豊かなセンスを感じさせる素晴らしい作品です。 |
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●ティンダーボックス賞
「雪の中でたたかうりゅう」
長谷川 明(千葉市・小3) |
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| それぞれに違った表情を持つ三頭の竜と人間たち。躍動感のある大胆な造形はダイナミックに画面を支配し、ストレートに見る者に迫って来ます。また、四角や三角を散りばめた雪の表現も効果的です。竜と人間が引き起こす物語を自由に想像する時、たくさんのストーリーが絵の中から聞こえてくるようです。造形性とドラマ性が融合した、子どもらしい傑出した作品です。 |
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●船橋市長賞
「白鳥」
岡田 守弘(東京都・18才) |
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| 黒色の台紙のほとんどを3色の色紙で埋め尽くした作品は、計算された卓越した構想力を感じます。流れるような羽の曲線、淡いモノトーンに抑えられた色調からは、白鳥の清らかな雰囲気が優しく伝わってきます。また、羽をもたげ包み込む白鳥を、色調とは対照的に画面全体に堂々と配したレイアウトは、ラストシーンに相応しい、劇的な印象を作り上げています。 |
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●船橋市教育長賞
「つながり」
緒方 和奏(八千代市・中1) |
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| ブレーメンの音楽隊にしてはどういう訳か1匹多いようですが、自由に、のびのびと切り紙の楽しさが伝わってくる作品です。明暗のコントラストがないために、色彩の輝きの中にいるようなイメージを画面が発しています。動物や人間たちのフォルムは無邪気に楽しく、凹凸の紙やギザギザのフレームも雰囲気を高めています。 |